鏡との対話 nowhere column vol.2
メメント・モリ(死を想え)「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」
これは西洋に古くから伝わるラテン語の格言。この言葉に触れると、
アップル社の創業者スティーブ・ジョブズの名言が甦る。
「もし今日が人生最後の日だとしたら、
今やろうとしていることは本当に
自分のやりたいことだろうか?」
「毎日これが人生最後の日と思って生きなさい!
必ずその通りになる日が来るから・・・」
ジョブズは17才から鏡の前で毎朝、自分に問いかけていたという。
また、ビジネス書として大ベストセラーの名著「7つの習慣」
ここでも「自分の葬式を想像すると生き方が変わる」と述べている。
著者のスティーブン・R・コヴィーが説いた第2の習慣、
「終わりを思い描くことから始める」
つまり、目的地を明確にして一歩前に踏み出すことが大切なのだ。
自分の死と向き合うことで世界観が激変することはないにしても、
いまここでポジティブにマインドリセットするヒントになると思う。
敢えて死生観を見つめ直すことで生き抜く力を補強してゆきたい。